食品で使用可能な医薬品 1
桔梗(キキョウ)
桔梗は日本薬局方に収載されている生薬です。
学名:Platycodon (キキョウ科)
漢方処方では桔梗湯があります。 桔梗と甘草だけの処方です。 効能効果は扁桃炎、のどの痛みに効果があります。
桔梗サポニンは痰をとる作用があります。 気道の粘膜の分泌をよくして痰をさらさらにして出しやすくしてくれます。
医薬品成分ならカルボシステイン(ムコダイン)のような効き方です。
のど飴や咳止めには最適です。
さらに桔梗湯に荷葉エキスを加えると、荷葉エキス中の、ヒゲナミンの作用により気管支拡張作用があり、咳が止まっていくのです。
なお、ヒゲナミンはナンテン実などに含まれており、WADA(世界ドーピング機構)より禁止品目に指定されています。
逆に言えばそれだけ効果があるということが言えるのではないかと思う次第であります。