十味敗毒湯(和方薬)
十味敗毒湯(和方薬)
この薬は日本では一般薬でも医療用医薬品でも「漢方薬」として使用されています。
これが実に残念でなりません。 日本人が開発した薬なので、本来なら「和方薬」と称することになるのですが。
この処方自体は江戸時代の紀州の医者、華岡青洲先生が開発しました。 当時は外科手術は消毒は強い焼酎はあっても抗生物質がないので手術後化膿してしまい死んでしまうことが多かったのです。
十味敗毒湯(和方薬)の現在の効能
今の効能は化膿するものの次の諸症:化膿性皮膚疾患 じんましん 湿疹 皮膚炎 水虫となっています。 やはり化膿止めは間違いないです。天然の抗生物質です。
抗生物質は外用では市販は認められていますが、内服は耐性菌の問題から認められていません。 化膿して、治りにくい場合には十味敗毒湯を試されるとよろしいかと思います。