痛風と認知症
痛風と認知症
尿酸値が高い人ほど認知症になりにくいという研究が発表されました。
(Alzheimer’s & Dementia誌オンライン版2019年5月2日号に掲載)
https://www.alzheimersanddementia.com/article/S1552-5260(19)30046-9/fulltext
尿酸とは痛風になってしまうということではやっかいな見方をされて
いますが、実は尿酸とは自分でつくれる強力な抗酸化物質なのです。
尿酸が高いほど認知症、アルツハイマー型認知症にはなりにくいというのは
確かに説得力があります。
人間など生き物すべては、酸化していく力に対して、常に抵抗していきています。 そのまま酸化されてしまったら、老化と言われている現象が
おきて、病気がちになり、熱も出なくなり、ついには死んでしまいます。
死んでしまえば、腐敗といわれる工程に入ります。
菌類が生えてきたりして腐っていきます。
ある意味認知症は脳が少し腐ってきている状況かもしれないです。
だから尿酸のような抗酸化物質が高い人は認知症になりにくいのかも
しれません。
しかし高いままにして、足が痛くなってくるようなことを放置は
よくありません。
今度は腎臓が悪くなりますから。 今のところ、腎臓の薬は存在していないのでご注意ください。
腎臓のマーカーはeGFRとクレアチン値です。 クレアチンは基準がありますが、eGFRはないです。 50以上あればひとまず安心です。
認知症だけにはなりたくないです。