オリーブ葉エキスのワーバーグ効果への影響
オリーブ葉エキスのワーバーグ効果への影響
1920年ごろ、ドイツ人の生理学者であるオットー・ワーバーグ(Otto Heinrich Warburg)に よって報告された効果です。 100年も前に提唱していた方がいるなんてびっくりしました。
がん細胞の増殖,生存,エネ ルギーの獲得に有利に働く仕組みのこと。酸素 がたくさんある場合,通常の細胞では,「クエン 酸回路」という効率的なエネルギー代謝を行い ますが,酸素が十分にある状態でも,がん細胞 では効率が悪い「解糖系」に偏ったエネルギー 代謝が行われていることを言っていた人です。
これは生物的にいうと実に不思議なことです。 6倍の効率が悪いので。どうして生物的にそうなってしまうのかは考える必要があります。
がんは痩せるというのも、このような効率の悪い細胞がいるからなのです。
糖質制限ダイエットとはこのメカニズムを考慮しています。 糖質制限をすることで、脂肪から人間にはガソリンであるブドウ糖を作り出そうという考えです。
であれば食べなければいいんですが、食事は毎日のお楽しみですから、無理ですよね。
毎日おいしいもの食べたーい。
食べ過ぎると、今度はブドウ糖から脂肪が合成されますからね。ご注意ください。
注意していただきたいのは、代謝エネルギーが一日2000KCALといわれていましたが、なんと今は1500KCALしかありません。 この50年で500KCALも低下しています。
つまり動かなくなっているのです。 2000KCALだと思い食べていると、毎日毎日500KCALも貯脂していくことになります。
ネットで調べたら500KCALは約70g太るようです。 一か月で2キロの計算です。これはあくまでも計算ですから。 逆に毎日500KCALの食事制限をすると、一か月2キロやせることになりますね。
ダイエットという視点からすると、肥満、脂肪肝は、この解糖系糖新生のメカニズムを使って、自分の脂肪をブドウ糖に変換するので、どんどん痩せるでしょう。 さらにカロリー制限を加えると痩せない理由がわからないです。
なぜかワーバーグ効果の話を書いていたのに、ダイエットの話になってしまいました。
最後にオリーブ葉エキスはこのワーバーグ効果を増大させることがわかってはいますので、脂肪肝や肥満からの脂肪代謝を高めることは体重がへるかもしれませんね。