後縦靭帯骨化症(こうじゅうじんたいこっかしょう)2
後縦靭帯骨化症(こうじゅうじんたいこっかしょう)2
この複雑な病気の患者さん。 私は二人目です。
まずこの病名が読めない。 後縦靭帯という靭帯が骨になってしまった結果、脊柱管が狭くなり神経が圧迫されて感覚障害、知覚障害の神経障害を起こすそうです。
脊柱管狭窄症の方は何度かお目にかかったことがありますが、この病気の方で2二人目です。
女性より男性がなりやすく、年齢も50歳以上で基礎疾患として糖尿病や肥満の方の発生率が高いそうです。
原因不明の原因で難病に指定されています。(指定難病69) 首にもっともできやすいそうです。
頚部痛、上肢のしびれ、痛みで始まりなんだろうねと言っているうちに痛みがでてきて、いろいろな病院回ったとそうです。 薬はリリカ、トラムセットで痛みはやわらぎ寝れるようになっています。
よかった よかった。
骨は実に見事なバランスで形成されています。 血液を弱アルカリの均衡をとるために実は骨を溶かしていたり、骨化させたりしているのです。 骨の成分のカルシウムはアルカリ性なので、血液が酸性に傾くと骨を溶かし血中にカルシウムイオンを放出します。
これには諸説がありますが、血液が酸性になると体がウィルスに侵されやすいと一説では言われており、必要以上に動物性たんぱく質をとると血液が酸性に傾くといわれています。
腎臓結石、尿路結石などの結石の原料は骨から来ているのです。 このように骨は一日中、溶けたり固まったりしているのです。 歯も食べたあとは歯が溶けてしまいますが、唾液にカルシウムイオンがあるので骨化が起こるのです。
私は今まで2回腎臓結石をやっています。 死ぬかと思うほど痛かったです。 ある人にあなたのような体質の人が肉ばっかり食べていると早死にしますよと脅されてから、控えています。 30年以上結石はできていないので、もう大丈夫じゃないでしょうか。
おそらくこの結石ができるメカニズムがこの靭帯を骨化させてしまったのでしょう。 公式には原因不明とされていますのでこれ以上は申し上げませんが。 遺伝も否定できませんから。
私の友人で癌になった方がいますが、突き詰めていくと日頃の食事に行きついたそうです。 それも日本食に。
日本食は和方医学であり、食であり医薬であるということなんでしょう。