処方箋料について
処方箋料について
これは病院の話です。 病院は処方箋を発行すると、68点つきます。
さらに一般名で薬の名前を書くと、5点つきます。 一品目につき5点なので、品目数が増えれば加算が増えます。
なんでこんなことするのか?ですが、国としては医療費を削減するために、ジェネリック医薬品を使用してほしいわけです。 この一般名の表記すると、先発でもジェネリックでもどちらでもよくなるため、病院に加算しているという訳です。
薬局に個の処方箋を持っていけば、ジェネリックへの使用率で調剤基本点数がきまるために、薬局はなんでもかんでもジェネリックにしていきます。もちろん患者さんの意向を確認してからですが。
日本はここが緩いです。 アメリカであればジェネリックが発売されたら先発医薬品は絶対売れません。
なぜかというと日本のように医療保険が国ではなく、民間企業だからです。 日本生命とか住友生命などの保険会社が医療保険を売っているようなものです。
アメリカでは皆保険ではないです。ビジネスですから。といってもメディケアというのもありますが、多くの病院は民間なので、メディケアは診療対象外となります。
アメリカでは医者にかかって薬をだされると、まず保険会社に電話して、保険が効くかどうかを確認します。 保険が効かない薬だされても保険でカバーできないからです。
日本とは大違いです。 ですからまず病気にならないように気をつけます。食事に気を付けて、サプリや市販薬でなんとかしようとします。
しかし日本ではとにかく病院にいきます。 それもセカンドオピニオン、サードオピニオンと病院をハシゴします。 また少子化のこともあり、子供たちは市町村が自己負担分を払ってくれるので実質無料です。
日本の医療システムは本当に素晴らしいとは思いますが、もうすこし病院に頼らない、食べ過ぎない、飲みすぎない、生活リズムを整えるなど自己管理すれば薬を飲まなくてもいいのにと思う方もいらっしゃいます。
なんかあったら病院に行けばいいやって。
あまり恵まれている環境にいるとこうなってしまうのですかね。
昭和30年代国民皆保険がなかったころは、医者にはかかれない。 医者にかかるようになったら死だと。 死を覚悟して毎日の食事や生活には、とても注意して生活していたと大正生まれのおばあちゃんから聞きました。
私は生まれていませんから。
こういった感覚をすこしでも持っていると、もっと健康になって医者に頼らない生活になるのではないかと思います。