飼い犬に手を噛まれる

飼い犬に手を噛まれる

 

これはことわざです。

意味は日ごろから面倒をみてきたものからひどく裏切られたり害を受けたりすることです。

 

しかし今日はそのまさにことわざ通りの男性の患者さんがいらっしゃいました。

 

患者さん 犬に噛まれてね

 

私    野良犬ですか?

 

患者さん 飼い犬です

 

私    大型犬ですか?

 

患者さん いいえ トイプードルです。 抱っこしてよしよししていたら噛まれたんです。

 

私 トイプードル? ・・・・・・。

 

 

この時点でトイプードルが飼い主を噛むのかとド突っ込みしたくなりましたが、やめときました。

あとで調べるとトイプードルはよく噛むんですねー

 

その後妄想が広がりました。 犬というのは身分をよく認識することを思い出しました。

家の中で家長は誰なのか? その次は? 

というように日本の会社組織のように、社長、部長、課長、係長、平となります。

 

おそらくこの家は社長が奥さん、部長が子供たち、係長がトイプードルで、患者さんが平社員という系列ではないかと勘ぐってしまいました。 自分より身分が下の者からいいこいいこされたので、噛んだのではないかと。

 

 

本題にもどらんと。 抗生物質と痛み止めが処方されていましたので、お薬を渡しました。

 

動物に噛まれるというのはあまり軽視してはいけないです。

 

 

ズーノーシス 

 

ズーノーシスとは人獣共通感染症、動物由来感染症と呼ばれています。

 

以前フィレットから感染して、16年苦しんだ挙句死亡してしまう例もありました。

 

最近日本でも海外で犬に噛まれて狂犬病に感染した例もありました。 狂犬病に感染したら100%死亡してしまいます。

 

これは狂犬病ウィルス(Rabies virus)が原因です。 日本では14年ぶりの発症でした。

 

あとはパスツレラ症 犬や猫が口腔内に保菌している菌です。 皮膚の化膿、呼吸器、局所感染症、敗血症など最悪死亡してしまいます。

 

カプノサイトファーガ感染症 犬や猫の口腔内に常在している菌で、発熱、倦怠感、腹痛、吐き気 最悪敗血症、死亡となります。

 

などなどやばい菌やウィルスがいるのです。 

 

もしかまれたり、引っかかれたら、流水で洗浄して、消毒はもちろんしてください。

腫れたり発熱したら速攻で病院にかかってください。 

 

国内でも注意はしてください。 特に海外で犬や猫などの動物に触れないように旅行してください。

 

日本は世界の非常識なほど清潔な国ですから。 日本の常識は世界の非常識とお考え下さい。

 

 

前の記事へ

«

次の記事へ

»