オレキシン(神経ペプチド)
ベルソムラ(眠剤)の作用機序
最近神経ペプチドを活用した医薬品が増えてきています。
神経ペプチドはペプチドなのでアミノ酸からできている神経伝達物質です。
すぐに壊れてしまうので、いままで見つかりませんでした。
オレキシンが見つかったのも1998年ととても最近です。
オレキシンの働き
睡眠、覚醒調節、情動、エネルギーバランスにも影響があります。
ベルソムラはこの神経ペプチドのオレキシン受容体を邪魔するお薬となっています。
したがってめざめるスイッチを邪魔しますので、よく眠れることになります。
まだまだ神経ペプチドは未発見なものが多くこれからもどんどん発見されていくと思います。
人間の体の伝達物質はすごいですね。