六君子湯の効き方

六君子湯の作用機序

 

この薬はペプチドホルモンのグレリンの働きをよくすることが分かっています。

漢方は虚証とか実証とかいわれますが、よくわかりませんよね。

 

しかしこのグレリンで説明できるのはよくわかります。

 

グレリンの働きとは胃をヒョウタンのように中間で締める働きがあります。

 

グレリンとは

胃から産生されるペプチドホルモン。下垂体に働き成長ホルモン分泌を促進して、視床下部に働いて食欲を増進させる働きを持ちます。

ペプチドホルモン自体はすぐに分解されてしまうので、発見も大変遅いです。

1999年にやっと発見されたのです。

 

人は食事をすると、きゅっとヒョウタンのようになって、食べ物をためていくんです。

満腹中枢を刺激しておなかがいっぱいになり、食事をやめると少しづつ消化して、胃の底に消化された食事が落ちていくのです。

 

現代の病名だと機能性ディスペプシアといいます。

 

この症状は食事をすると、ヒョウタンのようにきゅっと閉まらないので、食べたものがいきなり胃底に落ちて、うっ!となり冷や汗をかいたり、満腹感があって、食事ができないです。 その結果虚弱体質になります。

 

六君子湯はこの機能性ディスペプシアに効果があるのです。

 

機能性ディスペプシア

胃もたれやみぞおちの痛みなど、胃の不快な症状が続いているにもかかわらず、内視鏡で見ても特に異常が見られない病気のことをいいます。 

今効能をもっているのは、アコファイドだけです。

 

 

 

これを漢方での効能で表現すると、体力中程度以下で、胃腸が弱く、食欲がなくみぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症状:胃炎、胃腸虚弱、消化不良、ショック浴不審、胃痛、嘔吐となります。

 

漢方ってすごいですね。 おそらく漢方は交感神経、副交感神経、脳内ホルモン、副腎皮質ホルモンとかそういうものではなくて、もっと微妙なペプチドホルモンで効いている可能性があります。