心室中隔欠損 VSD
心室中隔欠損
心室中隔とは心臓の4つの部屋のうち右心室と左心室の間を隔てる筋肉の壁のことです。 心室中隔欠損はこの壁に欠損、つまり【穴】が空いている状態です。
こういった赤ちゃんは100人に一人の割合で生まれてきます。
この赤ちゃんは息をするのもやっと。ミルクを飲むのも苦しがります。 生後一年以内に穴は自然と閉じていきますが、2歳を超えては自然に穴が閉じることはないです。
症状は脈が速い、呼吸が速い 寝汗をかく、手足が冷たい、ミルクを飲むのがしんどそうと一か月~2か月ででてきて、体重の増加も落ちてきます。
6か月の赤ちゃん 体重は6kg 前回より薬が各1mgつづふえている。
体重6kgというのは標準体重の下限。
利尿剤を飲んでいるということは穴は大きめのよう。 ある程度大きくなってから手術するとのことだった。
親御さんは心配だろうな。
大いに共感してしまい、涙ぐむところだった。
できれば手術しないで穴がふさがれるように祈りながら、薬をつくりました。
健康は当たり前ではないですね。 健康であると、健康のありがたさがわからず、病気にならないと健康のありがたみがわかりません。
健康に感謝です。