調剤薬局でよくびっくりされること
調剤報酬について
薬局で投薬していると知らなかったといわれることが多いことをお話します
夜間休日加算 40点(1点=10円)
平日19時以降、土曜13時以降 日曜祝日が対象の加算です。
いつその加算がかかるのかが論点となります。
処方箋の原本を薬局に出した時間となります。
病院や自宅からFAXや写メを送っても正式には受け付けたことにはなりません。
あくまでも原本の提出が受付の時間となります。
400円も加算されてしまうのです。 3割負担で120円です。
え? 時間や曜日によって料金が変わるの???と驚かれます。
処方箋に有効期限があること
通常特に記載がなければ受診日から4日以内が期限となります。 これはもう一度病院に行って再発行してもらうしかないです。
え? 処方箋に有効期限があるの? 知らなかった!
お薬手帳あるなしで料金が変わること
初めていく薬局はお薬手帳をもっていっても、持っていかなくても53点となりますが、6か月以内に同じ薬局で薬をもらう場合は、お薬手帳を持参すると41点、持参しないと53点となります。
この薬剤服用歴管理指導料は、管理不要と伝えれば、この53点は請求されることはないですが、まず薬局からは嫌な感じで見られること必至です。
え? 手帳をもってくるかどうかで料金がかわるの?
知らんかった!
薬局によって基本料金が違う?
病院の近くにあるいわゆる門前薬局と病院とは関係のない薬局とは基本料金が異なります。
それは一病院に処方箋が集中している薬局は評価が低いので、点数が低いのです。 10点から25点になります。
郊外のどんな病院の処方箋を受け付ける薬局は評価が高く41点となります。
それに地域支援体制加算35点。
あとジェネリックへの変更率によって加算があります。ジェネリックへの変更を国が推奨しているので加算されています。 18点から26点となります。
したがって基本料金が一番安いのは門前薬局で28点。
一番高いのは郊外の薬局で102点となります。
薬局で料金がかわるということを知ると皆さん驚かれます。
そりゃそうですよね。
え? 薬局によって基本料金がかわるの? 知らんかった!
知らんかったとよく言われますが、実はこのような料金表は(正確には調剤報酬点数表)掲示義務がありますので、薬局に入ると、どこかよく見えるところに掲示されていますので、今一度ご自分の眼でご確認ください。